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わたしを束ねないで
++わたしを束ねないで ++

わたしを束ねないで
あらせいとうの花のように
白い葱のように
たばねないでください 
わたしは稲穂
秋 大地が胸を焦がす
見渡すかぎりの金色の稲穂

わたしを止めないで
標本箱の昆虫のように
高原からきた絵葉書のように
止めないでください 
わたしは羽ばたき
こやみなく空のひろさをかいさぐっている
目には見えないつばさの音

わたしを注がないで
日常性に薄められた牛乳のように
ぬるい酒のように
注がないでください 
わたしは海
夜 とほうもなく満ちてくる
苦い潮 ふちのない水

わたしを名付けないで
娘という名 妻という名
重々しい母という名でしつらえた座に
坐りきりにさせないでください 
わたしは風
りんごの木と
泉のありかを知っている風

わたしを区切らないで
,(コンマ)や.(ピリオド)いつくかの段落
そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには
こまめにけりをつけないでください 

わたしは終わりのない文章
川と同じに
はてしなく流れていく 
拡がっていく 一行の詩

++新川和江++

○○さんの奥さんでも無く、○○君のお母さんでも無く、ただただ私は「わたし」でありたいと思う今日この頃

父がつけてくれた私の名前、子供のころは皆みたいに「子」じゃなかったから好きじゃ無かったけれど、今は好きなの
かなり名前負けしてるけど(笑)
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